を読みました。
自転車ごと田んぼに落ちてしまった主人公がヒロインに助けられ
一目ぼれして、その後偶然、義兄妹の関係になってしまった
と言うお話です。
ただ、ひとめぼれ云々はそれほど重要ではないのですがw
最近多い義妹物なのですが、この作品ではしっかり同世代の異性との
同居生活の危うさが書かれていて、そうだよねー普通は義兄妹とは言え
警戒されるよね…。って納得できる内容でした。
しかも、両親が普通の恋愛で結婚したのではなく貸し借りのある
歪な関係で結婚したので、その辺も新しいなって思いました。
主人公の理久くんはちょっとヘタレなところはあるけど、
基本的にいい子で、ヒロイン彩花ちゃんも純粋ないい子なんですが、
彩花ちゃんの友人がやたら噛みついてくるのが読んでて辛かったです。
彩花ちゃんが不幸に見舞われたせいで友人が過保護になってしまうのは
仕方ないとはおもうのですが、それにしても理久くんを悪者扱い
し過ぎじゃない?って歯がゆい気持ちになりました。
理久くんには最強の理解者である幼馴染の女の子がいるのですが、
この子がいるからこの話が成り立つんだろうなってぐらい、重要で
安心感を与えてくれる娘でなかなかラブコメでこんな娘でてこないぞ
ってぐらい気に入っちゃってます。
基本的に変な娘なんですが、理久くんを救うために自分の好きな人と
対決するシーンは切なくてかっこよかったです。
ずっと主人公が悩んでて重苦しい雰囲気なのですが、ぜひ最後まで
読んで欲しいと思う作品でした。