完璧美少女と普通男子(もしくは陰キャボッチ)のラブストーリーはよくあるけど、
いきなり告白から始まって付き合いだすのは意外でした。
主人公の希墨くんは普通男子と自称しているけど、普通に有能男子でした。
いざという時には男気を見せるし、ずっとヒロインのヨルカ一筋で
好感度が高いです。
そんな自称普通な男子のお話でしょっぱなから彼女ができるのに、このお話は
ハーレムものなんですよね。なんで?
ただメインヒロインが美人で、人前ではツンデレ裏ではデレデレって感じでは
あるんだけど、サブヒロインの方が個性的で魅力あっていまいち押され気味な
感じがするんですよね。
もうちょっとサブヒロインとのエピソードが観てみたかったな
って気もします。一人は戦う前から諦めちゃってる娘もいるし。
推しは朝姫さん!相手がヨルカじゃなけりゃ絶対いけたのにねぇ。
不憫だけどへこたれないのが好きでした。
こういう完璧美少女や学園1の美少女と付き合うってパターンは、主人公が
卑屈になったり変に自己肯定感が低い主人公だったりするけど、
そこまでひねくれていないのは良かったです。
ブラック企業の社員っぽい主人公だったな。実際、オーバーワークしてたし。
ストーリーの方は最初っから恋人同士でスタートしたから油断してたんだけど、
6巻で終わってしまってもう終わり!?って残念ではありましたね。
ラブコメって付き合うまでが主軸で、付き合ってからは話のパターンが作りにくい
のか短い作品が多いですから仕方ないのかな?
ちょっと無理矢理なところはあったけど、よくまとまっていた
いい作品で楽しかったです。